労働条件・環境

仕事時間の減少は従業員の満足度はどう変化する?

内閣府調査、「ワーク・ライフ・バランス(仕
事と生活の調和)」(以下、「WLB」)に関す
るアンケート調査をまとめてみると、次の
ような結果が得られました。

WLBという言葉を聞いたことがある人の
割合は全体の54.3%である。

●仕事時間の減少による影響について

仕事の時間が減った人のうち約6割は、生
活全般の満足度が低下している。

この背景には、仕事時間の減少による収入
の減少があると指摘されている。

これに対し、仕事の時間が減った人でも、
「組織全体として」「自ら努力して」など、
主体的な要因(自らの努力)で労働時間の
短縮に取り組んだ人については、経済情勢
の影響で仕事の時間が減少した人よりも生
活満足度が高くなっている。

●モチベーションの維持が重要

昨今においては、労働時間の削減、いわゆ
る「ダラダラ残業」の削減などに取り組む
企業が増えているものと思われる。

企業としては、従業員個々人の労働時間を
上手に調整・管理しつつ、「仕事の減少・収
入の減少」がそのまま「従業員のモチベー
ション低下」に繋がらないような工夫が必
要とされます。

必ずしも収入=仕事の満足度、ということ
ではなく、モチベーションの向上こそが従
業員満足度(=ES)の向上に繋がるもので
はないかと示唆されているようです。

-労働条件・環境

© 2024 カン労務士事務所