9月30日施行となっている改正派遣法ですが、
なぜ改正派遣法が注目を集めているのでしょうか?
派遣労働者は平成25年度事業報告書(厚労省発表)によると
125万人と伝えられています。
我が国の労働者数は5250万人、非正規労働者数は2000万人
(同省発表)と報じられています。
派遣労働者は全雇用者の2%、非正規労働者全体が全雇用者
に占める割合は38%となっています。
ことに派遣が注目されているのは、非正規問題の改善には、
非正規の最たる雇用形態である派遣の問題を解決していくべき
だ、という意見が強く支持されているということです。
派遣労働者数は小さな問題なのでしょうか?
決してそうではありません。
まず、割合が小さいといっても125万人。
岩手県(人口ランキング32位)や大分県(同33位)の人口規模
とほぼ匹敵するということ。
当然のことですが、その一人一人に人生と家族と生活があり
ます。
100万人以上の人たちに影響する政策変更が、小さなことなはず
はありません。
このことを念頭に置きながら、どのような制度になっているのか
述べていきたいと考えております。