労働者派遣・請負

個別契約書新書式での「責任の程度」について、どのように記載するのか?

個別契約書における「責任の程度」の記載方法

個別契約書新書式に「責任の程度」についての記入欄が追加されます。

この「責任の程度」にはどのようなことを記入すればいいのか?

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チームリーダー、副リーダー等の役職を有する派遣労働者であればその具体的な役職を、役職を有さない派遣労働者であればその旨を記載することで足りるが、派遣元事業主と派遣先との間で、派遣労働者が従事する業務に伴う責任の程度について共通認識を持つことができるよう、より具体的に記載することが望ましい。

<労働者派遣事業関係業務取扱要領(2020年4月1日以降)>

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責任に対する期待や成果

一見、派遣労働者の役職の有無のみの記載で良いかのように見えるが、この記載のみでは不十分ではないだろうかと考えられる。

役職に就いていない派遣先の正社員と役職を有する派遣労働者の責任の程度は、同じなのだろうか?

トラブル対応や緊急対応、成果への期待等、異なる場合が多く、役割区分ができないと、均等・均等待遇と看做される確率が高いのではないだろうか。

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