●その残業って本当に必要ですか?
自分も経験があるのですが、コールセンターや警備のような時間が
きたら終了という性格のものではなく、特に事務職のような
「今日中にこれを終わらせないといけない」ような性格の仕事に
当てはまる内容で、時に
「その仕事って残業しないと出来ないことなの?」と首をかしげたく
なるような場面に遭遇すること、決して珍しいことでは
ありません。
典型的なのが、本来の拘束時間(所定労働時間という)に十分
仕上げられるにも関わらず、わざと労働能力を落として残業しないと
終わらせられないように見せかけて、残業代を稼ごうとする。
仕事を効率的に速く終わらせる「出来る」人間からすると面白くない
ものですね。
同様に「その残業って…?」って思うことでしょう。
●さらなる「出来る」人からの不満
効率よく早く終わらせてるにも関わらず残業はしてないとなれば、
当然に残業手当はありません。
一方理由はどうであれ、残業をすれば手当類が発生します。
貰える給与に差が出てきます。
出来る人と出来ない人の基本給や他の手当で差がついてるなら
まだしも、特に時給制で雇われてる非正規雇用の人から見れば
「なぜダラダラやって労働能力をわざと落としてる人が自分よりも
給与がいいの?」となります。
これだけで終わればいいですが、個々の労働能力の把握出来ない
上司ですと「遅くまで残る=頑張ってる人、早く帰る人=残業に
協力的でない」というレッテルを貼りがちで、こうなると出来る人の
やる気は一気に下がり、ひいては「バカらしくてやってられない」と
なります。