派遣法改正案及び同一労働同一賃金推進法案が衆議院で可決され、参議院で審議されていますが、8月終盤になるも審議が遅れていることで、採決がなされるのか、施行日がいつになるのか気になるところです。
以下、質疑応答でご確認ください。
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【質問】
派遣法の関係なのですが、審議が遅れている関係で、当初予定していた9月1日の施行から、9月末の施行を目指すことを政府与党で方針を固めたという報道の事実関係について。
【大臣】
これは何度も申し上げているように、10月1日から労働契約申込みみなし制度の施行がすでに決まっていることもありまして、この派遣法につきましては、早期実現が必要だというふうに思っております。
御指摘のように、日程的にかなり厳しくはなっているわけでございますけれども、法案に定める9月1日という施行日のとおり施行できるように、引き続き国会において速やかな御審議をお願いしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
【質問】
塩崎大臣としては、派遣法の施行期日を延期すること自体については最後の手段と言いますか、どのような受け止めをされているか。
【大臣】
これは国会審議がどうなるかですから、国会審議を何しろ速やかにスタートさせていただいて、また、速やかな審議を経て、早期成立が図られるということが大事であって、私どもとしては予定どおりの施行をお願いしたいというふうに思います。
<参照:厚労省大臣記者会見より一部引用>
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現実的に9月1日施行は不可能であるので、9月30日施行が順当であろうと考えられますが、その間に政令、省令、施行規則、取扱要領の作成と各労働局主催の新法説明会は間に合うのか非常に疑問であります。
なお、改正派遣法案に施行日が明記されていますので、修正したうえで再可決する必要があります。