日本代表から見る人事論について考えてみます。
その昔、トルシエ監督率いる代表が、コンフェデに出場し、
全敗で予選敗退しました。
結果からすれば今回と同様でありますが、代表選手の
殆どが国内組で海外組は皆無で、試合後のインタビューで
寄せが速かった、チャージが厳しかった、プレーが汚いなど
サッカーに対する質の違いに驚きを隠せなかったようだ。
プレーで接触し鼻から出血する選手もいたほどです。
このような場面を知る人々にとってはサッカー界の発展を
喜ばしく思うはずです。
その代表の中心である本田選手は29歳、チームの中堅
ベテラン域に差し掛かったところでしょうか。
試合でもPKとなると彼が率先してキッカーに立候補し
重圧の中、見事に決めてしまう。
プロキャリア11年程の若者にこれほど大きな仕事を
任せるということを日本の会社ではどれ位行われてるのか、
と考えてしまいます。
日本の会社で本田選手のように優秀だとわかっていて、
社運を左右するような仕事を10年選手に任せられるの
だろうか?
見事にPKを決める本田選手ですが、以前のPKでは
的を射ぬけず、次こそはチャレンジして結果を出す、
誰にもボールを渡さないといういう姿勢は
サッカーファンのみならず見習うべき点が
多数あるはずと思います。