一昔前は全員正社員で構成されている会社が多かった
のですが、バブル崩壊以降、雇用リスク回避のため、
契約社員やパートの比率が高くなってきております。
会社が有期契約者を雇用するメリットは下記のとおりです。
1.専門性の高い労働者を雇用できる
2.問題があれば、期間満了により雇用を終了できる
派遣労働者にもいえることですが、有期契約者を雇用する
メリットは会社が雇用のリスクを最小限に押さえることが
できることです。
会社が生産性の低い労働者を雇用してしまっても、
期間満了で終了できます。
しかしながら、万能と思われる有期契約者の雇用にも、
労務リスクが存在し、有期契約者であっても、一定の場合
には雇い止めが認められないケースがあるのです。
過去の裁判例によると、有期契約者の雇い止めの際にも、
正社員の解雇と同じ条件を求められるケースがあります。