従業員の健康管理に着目して、企業の競争
力を高める健康経営が注目されています。
従業員の体調不良などの健康状況が企業の
収益に影響するとされているのです。
端的に言うと、体調不調の従業員が多いと
生産性が低下し、業績が低下することを意
味しています。
企業では、労働安全衛生法に基づき、従業
員の働き方や健康管理に取り組んではいる
でしょう。
とはいうものの、実態としては、事業の継
続・拡大などが取り組みの中心となり、従
業員の働き方や健康管理の取り組みが遅れ
ている企業が多いのも事実です。
「健康経営」とは、従業員の健康を重要な
経営指標と捉え、健康増進に積極的に取り
組む企業経営の新しいスタイルであるとい
えるでしょう。
経済産業省のレポートでは、「健康経営」
への投資額に対して生産性や企業価値の向
上が3倍の効果を上げた例も紹介され、そ
れら企業は新卒採用や認知度アップなどの
効果が表れているというのですから、健康
管理への投資も必要な時代になっていると
いえます。