採用・教育

派遣会社がよく遭遇する派遣先が繁忙期だから入職させるのは

せっかく採用したのに、どうして辞めてしまうのか?

給与は、世間相場からみても決して低いわけでもなさ

そうだ。

入社後の教育研修はOJTで1週間程度と短く、

また中途(派遣)採用という事もあってか

すぐに現場に配属され業務についているようです。

配属された部署の人員は数名程度で、

同じ部署の他の社員との接点がほとんどなく

話す相手は部門長(指揮命令者)とがほとんどという

状況。

これではすぐに辞めてしまいますよ!

たとえ同じ業種からの転職だとしても、新しい会社で、

新たに他の社員とのコミュニケーションをとっていく

のは当の本人からすれば、相当のストレスを感じる状態

といえます。

慣れない職場環境の中、短い研修期間を経て配属され

配属先では他の社員と話す機会も少ないなると

チョットした事でも相談できない状態では

自分の中に不安がどんどんと溜まっていきます。

話す相手が部門長だけとなるとなおさらでしょう。

このような状態は、中小企業のみならず大企業において

もよくある光景です。

特に中途採用社員に対するコミュニケーション不足から

退職に至るケースがよくみられますので

採用しても、すぐに辞めてしまわないような

職場環境作りを意識的に行っていく必要があります。

忙しいから直ぐに入職させるようにと派遣先からの依頼

は、派遣先の管理が行き届かない時期でコミュニケーショ

ンが不足される懸念があると見受けられれば、派遣元も

入職時期を再検討すべきと考えます。

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