あらゆる業種が「未曽有の労働力不足(人出不足)」に
悲鳴を上げています。
人材が確保できないでいるために、業績が向上しない
企業もある程です。
また、昨今の「求人数」の増加をみるものの、企業側に
採用困難が生じている理由はどこにあるのでしょう。
このような事象の根本的要因は、「労働者の賃金」が
市場価格と見合っていないことが挙げられます。
そもそも、「バブル崩壊」、「デフレ経済」や
「リーマンショック」等の影響を受け、下がり続けて
きた賃金では人材確保することに無理が生じています。
「人余り」の時代においては企業側の立場が強く採用も
可能でしたが、現在は労働力不足時代なのです。
具体的な数値から判断すると、有効求人倍率が「1.0」を
超えた時点から社内での離職が相次ぎ、採用数を上回る
ことになり始めます。
厚生労働省の直近のデータでは、
「全国計1.37(2016.8)」であり、殊に東京都においては
「2.01」となっており、高水準を維持している数値となって
います。
【参考:有効求人倍率(厚生労働省「職業安定業務統計」)】
福井:1.80
岡山:1.66
岐阜・広島:1.65
香川:1.62
愛知・石川:1.60