政府が日本の働き方を見直すために動き始めているところ
です。
総合商社の伊藤忠商事は数年前から「朝方勤務」を推進し、
健康経営といった先駆的な取り組みを実施していますが、
果たしてこの動きはどこまで浸透していくのでしょうか。
●働き方改革といっても多種多様
働き方改革と聞くと、同一労働同一賃金と長時間労働を思い
浮かべるかも知れませんが、何と9種に分類されます。
1.同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善
2.賃金引き上げと労働生産性の向上
3.時間外労働の上限規制の在り方など長時間労働の是正
4.雇用吸収力の高い産業への転職・再就職支援、人材育成、
格差を固定化させない教育の問題
5.テレワーク、副業・兼業といった柔軟な働き方
6.働き方に中立的な社会保障制度・税制など女性・若者が活躍
しやすい環境整備
7.高齢者の就業促進
8.病気の治療、そして子育て・介護と仕事の両立
9.外国人材の受入れの問題
この働き方改革という潮流は今後企業が受入れる・受入れ
ないといった選択可能な代物ではなく、受入れざるを得ない
ものであって義務化方向に舵を切っていくものだと考えて
おります。