採用・教育

採用しても直ぐに退職してしまう

なぜ退職してしまうのか

中途採用で入社した社員が、早くて3か月、長くても6か月で辞めてしまう。

昨年も数名採用したが、既に過半が辞めてしまった。

せっかく採用したのに、どうして辞めてしまうのか?

会社の問題なのか、給与などの処遇なのか理由を知りたい、といった相談がありました。

  • 従業員規模でみれば300名以下の企業
  • 給与は、業界相場からみても決して低いわけではない

ただ、よくよく詳細を伺うと、入社後の研修はOJTで1週間程度と短く、また中途採用という事もあってか直ぐに現場に配属され業務に就いているといいます。

  • 配属された部署の人員は数名程度
  • 他部署の社員との接点が殆どない
  • 話す相手は部門長とが殆どという状況

詳細を伺って、これではすぐに辞めてしまうだろうと感じました。

不安を取り除くこと

たとえ同じ業界からの転職だとしても、新しい会社で、新たに他の社員とのコミュニケーションをとっていくのは当の本人からすれば、相当のストレスを感じる状態といえます。

慣れない職場環境の中、短い研修期間を経て配属され配属先では他の社員と話す機会も少ないとなると、些細な事でも相談できない。

このような状態では自分の中に不安がどんどんと溜まっていき、話す相手が部門長だけとなると尚更でしょう。

このような状態は、相談があった企業に限りません。

中小企業は、よくある光景です。

特に中途採用社員に対するコミュニケーション不足から、退職に至るケースがよくみられますので採用しても、直ぐに辞めてしまわないような職場環境作りを意識的に行っていく必要があります。

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