人事マネジメント

手塩にかけた従業員が義理を欠いた退職

よく現場で起こるのは、「お客さんを持って行った」とか「引継ぎもろくにしない!」といった、義理を欠いた行為に、トップが負の感情をあらわにすることです。

これについては、もちろん悪いのは義理を欠いた行動をした本人であり、被害を受けた側としては、怒りが込み上げてくるのは当然のことだと思います。

しかし、もっと本質的に考えれば、義理を欠く行動をさせた原因は、経営者本人にあると考える事が、道理的です。

これは「正しい」とか「正しくない」とか、「許せる」とか「許せない」という問題ではなく、現実的な視点で今以上の明るい未来を描くための思考法です。

過去の経営者の「辞めさせ方」が今の従業員の「辞め方」に繋がっているのです。

恥ずかしながら、私がかつて在職した会社でも、同様の義理を欠いた行動を取った人間はいました。

そういった人間は、折角の会社との関係性もなくなりますし、いろんな局面で、「今だけ」「金だけ」「自分だけ」という行動

が多いので、早晩活躍はできなくなっています。

結局は因果応報なのです。

では経営陣はどうするのか?

このように義理を欠いた退職者とはどのように向き合うべきなのでしょうか?

義理を欠いた退職者に心を乱されるのではなく、そこから何を学び、どう未来に活かして行くかに集中した方が、余程良い結果が生まれるということです。

それでも「心が乱れる~」と言う方はご一報ください。

私も同様ですが、分かっていてもひとりではなかなか気持ちの整理が付かないことも良くあります。

明るい未来のために、一緒に心を整えましょう。

ハセベか?(笑)

-人事マネジメント

© 2025 カン労務士事務所