どの会社においても採用は重要となるところですが、
会社業績を向上させるためにも基幹業務といっても
過言ではないでしょう。
では、どのような人物が会社の期待に応えてくれる
応募者なのか、見極めていくことが会社の必要能力
であると言えるのではないでしょうか。
●応募者のどこを見る?
中途採用者で前職を退職した者であれば、当然ながら
それ相応の理由が伴うものです。
会社の業種と勤続年数、転職回数それに退職後から
本件応募までの期間を照らし合わせると、キャリア
アップのための転職なのか、クビになったのか、
転職癖がついているのか等々、履歴は雄弁に物語る
ものなのです。
もちろん、そこで嘘を書かれていると、その嘘を見破る
必要がありますが、学校卒業からの社会人人生をどう
過ごしてきているのかを俯瞰しますと、おのずと見えて
くるものがあります。
とはいえ、肌で感じる温度感と言いましょうか、幾例も
見ていると、感覚で見えてくるものですので、言葉で
説明するのは難しいですが、例を挙げて検討して
みたいと思います。
<離職が複数回の者>
転職が複数回の者であれば、次の就職までの間を
何をしていたのか、聞いてみましょう。
単に失業給付を受けてた者であれば、採用しても能力
的な見込みは薄い可能性が高いです。
その間、独学や学校に通っていたかを問わず、資格
取得や技術習得に時間を費やしていた者であれば、
採用後も見込みはあるでしょう。
ただし、嘘をついている可能性があるので、何をどの
ように勉強してきたのか具体的な質問をするべきです。
目を見れば嘘をついているか否かは回答と合わせて
容易に判別できるものです。