全国平均時給961円から1,000円への引き上げ目標
現在の全国平均時給961円を1,000円に引き上げること(引上げ率4.0%)を目指しているとの意向が示されています。
労働政策審議会を構成する労使の代表者たちは、物価上昇を考慮して引き上げ額を調整する予定です。
引き上げ額は過去最大となり、時給1,000円に到達する可能性が高まっています。
7月末迄に引き上げの目安額がまとめられる見込みです。
政府目標と達成に必要な条件
最低賃金をめぐっては、政府が今年中に全国平均1000円を達成することに言及しており、そのためには過去最大となった昨年度を上回る39円以上の引き上げが必要になります。
加藤厚労相も同審議会にて、「昨年度後半の物価は前年同月比で4〜5%増加していたことに留意する必要がある」と言及。
今年の春闘では労働団体「連合」の集計で賃上げ率はおよそ30年ぶりの高い水準(3.58%)となったことからこの流れを引き継ぐことになるでしょう。